北上市長へ報告と作品お披露目会:プロジェクションマッピングと認定校
3月2日(水)、北上コンピュータ・アカデミーは北上市長に対し、先日の表技協様によるプロジェクションマッピング認定校の報告と、学生達が取組んできた国見山廃寺跡を題材にしたプロジェクションマッピング試作品お披露目のため、表敬訪問を致しました。
本校校長より主旨の説明後、発表したのは、国見山廃寺跡を題材にしたプロジェクションマッピングを卒業研究テーマにしたCG・CADコース2班と、題材を同じくしてVR(バーチャル・リアリティ)に取組んだCG・CADコース4班の学生です。
北上市長をはじめとして、多くの関係者の方々を前に、学生たちは堂々と発表をしていました。
北上市では北コンとの連携によって、国見山廃寺跡の観光PRにプロジェクションマッピングを活用することを目指しています。
プロジェクションマッピングと併せた国見山廃寺跡の包括的なPRに、国見山廃寺のVRコンテンツ活用の可能性もあります。
学生たちは、各コンテンツ制作にあたって工夫したところ、苦労したところなどを交えて発表していました。取組みの意義、思い入れなどから、自然に言葉が出ている様子でした。
北上市長からは、
「素晴らしい取組みを見せて頂いた。予想をはるかに超えるできにびっくりした。」
「市の博物館を地域を象徴する国見山に特化した内容でリニューアルする予定だが、こういった作品が活用できれば博物館の価値を高めてくれると感じた。」
「千年以上前の北上地域の宝は国見山廃寺、今現在の宝は皆さんの技術。今後も地域や日本のために頑張って欲しい。」
と、大変ありがたいお言葉を頂きました。
自分たちの技術を発揮し、身近な人々・地域の課題を解決したり、新たな価値を提供したりすることによって、人々の心を動かすことがどれ程尊く、意義のあることか、学生たちは卒業研究をとおして学び、貴重な経験をすることができたのではないかと感じます。
今回の国見山廃寺を題材にしたプロジェクションマッピング、VRコンテンツはまだまだ改善点がありますし、大きな目標にしていたプロジェクションマッピングとUnreal Engineの掛け合わせも挑戦課題としてあります。
プロの方々のようにはいきませんが、意義を考え挑戦する姿勢や、思いを持って取組み続けることで、国見山廃寺のPRや社会人生活にも良い影響が出ることと期待しています。
ご協力頂いた北上市商業観光課の皆様と
プロジェクション・マッピング制作:CG・CADコース2班
千田 航平(水沢工)、 紺野 一樹(住田)、 遠藤 将馬(沼宮内)、
鈴木 千絵(一関第二)、 佐々木 槙子(花巻南)
VRコンテンツ制作:CG・CADコース4班
和賀 蒼(大東)、 齊藤 敬宣(花巻東)、 菅原 亮汰(一関工)、 藤田 浩弥(江南義塾)
()内は出身校
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